2020年12月から始まった福岡県ウェブインターンシップ。
コロナでインターンの機会が減っていた学生たちに向けて、また同じく福岡の企業がWEBを活用して全国の学生とつながれるようにと始まった。
参加学生はどんな企業に行くのかも分からないまま、WEBインターンツアーの日程だけをまずは選択する。事前説明会でどの企業に行くか発表されるのだが、自分が興味のある業界ばかりとは限らない。
分からないけど、ワクワクできる。
自分がどんなことにワクワクするのか模索中の学生たちが、北は北海道から南は沖縄、果てはカナダから100名以上が参加してくれた。
今日は数ある出会いの中でも、その中の1つの出会いを紹介したい。
未知との遭遇が生んだ、衝撃の出会い
彼の名前は粕谷勇輔。
見た目は今どきの大学生。(よく髪の色が変わる)でも、話しているうちに驚くほど行動力のある学生で、周りを見る力があって、言葉に魂が宿る子だなと感じた。愛知県出身だけど、福岡に旅行したこともあって、福岡が好きな街だからこのインターンに参加してくれていた。
もう一人は多田野乃ちゃん。
東京の大学で音楽を学んでいる福岡出身の女の子。みんなの意見をよく聞いていて、感性の鋭い学生さんだな~が第一印象。イラストを描くのが得意で、プレゼンの際にササっと絵で表現していてとても愛らしい絵を描いていた。
この二人は偶然にも同じチームで5日間のインターンを過ごすのだが、衝撃の、運命の出会いは2日目だった。
稲冨社長、そしてアナツバメとの出会い
エムスタイルジャパン株式会社という企業で2日間、リモートで職場体験をした。
この会社は、天然の「アナツバメの巣」を使用した健康食品(美巣)や美容コスメの製造、販売を行っている。
アナツバメ…?巣…??((+_+))
ツバメの巣を食べるって中華料理では聞いたことがある。でもたいてい、あの日本にいるツバメとその巣を想像してしまうだろう。
私もそうだった。
代表の稲冨幹也さんと出会う前は。
稲冨社長とアナツバメの巣との出会い、アナツバメに対する情熱はここからご覧ください!!
代表自らマレーシアのジャングルに行き、
本物のツバメの巣を採取して、世の中に貢献できる商品を創り出している。
学生のうちに、こんな情熱の塊の大人に出会えるなんて、まさに宝。と思えるほど、情熱を持った、愛情深い社長さんだ。
大人だけど、少年のように、大きな目標にまっすぐ突き進む代表の姿に、参加した学生はみんなファンになっていた。
粕谷君と多田さんもその一人。
アナツバメの巣を通してSDGSについても学ぶ機会にもなった。2日目の最後に、学生一人一人が、「エムスタイルジャパン×SDGS」についてプレゼンした。
最終日のプレゼン。多様性を認め合う世界を目指すには?
その中で粕谷君は、「教育」と言うキーワードを何度も言っていたのを覚えている。
多様性を認め合うこと、それは大人になっていくら学んでも価値観が出来上がりつつあり難しい。幼いころからの教育が大切だと。
ただ、その時のプレゼンでは
伝えたいことがうまく伝えられず悔やんでいた。
インターン終了後すぐに、代表に連絡を取り、もう一度プレゼンの機会が欲しいと訴えたそうな。
稲冨代表もその情熱を受け止めて、数か月後に福岡で直接プレゼンを聴く機会を設けてくださった。
情熱がWEB飛び越えちゃった。
多様性を認め合う世の中にするには、教育が必要だ。
そのためにどうやって世の中に訴えていくべきか?
そこで出てきたのが「絵本」
小さなころ読んでもらった絵本って、最初の物語との出会いであり、絵を見ていろんな想像を膨らませたり、言葉を覚えたり。大人になっても記憶に残っているものがいくつもある。
絵本をどんな切り口で、どんな絵を用いて表現しようか考えていた時、
多田野乃ちゃんの顔がふと浮かぶ。
声をかけた。
「一緒にこのプロジェクトをやろう」
粕谷君、野乃ちゃんがタッグを組み、稲冨代表へプレゼンし、絵本プロジェクトは会社を挙げて本格始動することに。
今、クラウドファンディングと言う形で、色んな人に応援してもらいながら、知ってもらいながら絵本を完成させよう、発信していこうとしている。
個性あふれる世界に、
多様性を認め合う世界に。
出会うことで、一歩踏み出す勇気をもらえる。
出会うことで、同じような情熱を持った人と共感し、新しいアイデアが生まれる。
どんな可能性を秘めているかワクワクしますね。
素敵な出会いを創出できた喜びと、粕谷君や多田さんの勇気、そして稲冨代表の温かさに感謝をもって、これからも応援しています。